のどの話 8月 5 2020 ★追加:風邪に対するうがいの効果について〜緑茶はどうなの?〜 昨日、イソジンうがいと水うがいのどちらが風邪予防に効果があるかについて書きました。 イソジンは風邪予防に効果はなく、水うがいのほうが予防効果があることを紹介しました。 ★風邪にはイソジンうがいより水うがいのほうが効果あり | 耳鼻咽喉科医の独り言「イソジン(ポビドンヨード)うがいが新型コロナウイ… 続きを読む
のどの話 8月 5 2020 ★風邪にはイソジンうがいより水うがいのほうが効果あり 「イソジン(ポビドンヨード)うがいが新型コロナウイルス感染症の重症化を防げる効果がある」と、某知事が記者会見で発表し、話題になっています。 果たして本当なのでしょうか。 ポビドンヨードのCOVID-19に対する効果 今回の発表の根拠となっている研究は、「新型コロナウイルス陽性の軽症患者41人に… 続きを読む
みみの話 8月 2 2020 ★耳が聞こえることは、認知症の予防になる! 超高齢化社会になり、多くの人が長生きできる時代となりました。 誰しも元気で長生きしたいと思っておられると思います。「元気で長生き」にもいろいろありますが、「認知症にならずに過ごしたい」というのも皆さんの大きな願いの一つなのではないかと思います。 認知症の危険因子は何か? 世界的に有名なLanc… 続きを読む
研究・統計の話 7月 24 2020 あなたは直感を信じますか?確率を信じますか? 〜モンティ・ホール問題〜 今日は連休中ということで、いつもの耳鼻咽喉科の話ではなく、確率の話をしてみましょう。 有名な「モンティ・ホール問題」について紹介します。 この問題は、皆さんの直感と、実際に確率計算をした結果とが乖離しており、大変議論になったものです。 モンティ・ホール問題とは モンティ・ホール(Monty … 続きを読む
はなの話 7月 19 2020 鼻うがいのススメ 皆さん、鼻うがいって知っていますか? 「え!?鼻に水を入れるの?そんなの痛くてできっこないよ!」と思われる方も多いのではないでしょうか。 確かに初めて聞くと、びっくりして怖いと思うかもしれませんが、耳鼻咽喉科医の多くが鼻の調子の悪い方にお勧めしているのが鼻うがいです。 鼻うがいの効果 鼻うがい… 続きを読む
のどの話 7月 12 2020 ★嚥下障害を早期に見つけ出す 脳卒中になると手足が動きづらくなりますが、それだけではなく口やのども動かしづらくなります。 そうなるとしゃべったり、食べたりすることに影響が出てきます。 嚥下障害は肺炎をひきおこす ですから、脳卒中の患者さんが入院された時には、その方に嚥下障害(のみこみの障害)がないかどうかを評価することが… 続きを読む
その他の話 7月 5 2020 ★長生きするためには、1日何歩歩けばいい? 皆さん、健康に長生きをしたい!と思っているのではないでしょうか。 では、健康のために何をするのがいいのでしょうか。 「そりゃ運動でしょう」という声が聞こえてきます。運動にもいろいろありますが、手軽にできる運動としてウォーキングがあります。「今日は1駅手前で降りて歩いて行こう」とか、「今日は車を使… 続きを読む
その他の話 6月 29 2020 ★術前の小児の不安に対してモバイル端末は効果があるか 耳鼻咽喉科の手術は、小児を対象とした手術も多くあります。 耳の中に水が溜まる滲出性中耳炎に対する鼓膜チューブ挿入術、アデノイド(鼻の奥、つきあたりにある扁桃せんの仲間)の腫れに対するアデノイド切除術、扁桃せんの腫れに対する扁桃摘出術などです。 子どもは子どもなりに手術を受け止めている 大人でも… 続きを読む
その他の話 6月 25 2020 ★耳鼻咽喉科の術後出血は何がこわいか コロナ禍の第一波が落ち着いてきたため、件数を減らしていた手術も数が増えて来ました。 今日のお話は、術後の出血についてです。 術後の出血 執刀医は、手術中に切断する血管を糸でしばったり、電気メスで焼いたりして、一つ一つ血を止めながら手術を行っていきます。 いかに出血量を抑えて手術を行うかが、執… 続きを読む
その他の話 6月 23 2020 「ありがとう」の効用 1万年堂ライフに以下の記事を寄稿しました。当ブログの記事「★感謝の気持ちは、医療従事者のパフォーマンスをアップさせる」を読まれた編集者の方から依頼があって、寄稿したものです。 コロナ禍の医療従事者に必要なのは感謝!「ありがとう」のスゴイ効用とは | 1万年堂ライフこの度のコロナ禍で、医療従事者に対す… 続きを読む